Judd Tour: ダラス編(1) ダラス−渦巻ハイウェイ

 サンアントニオのモーテルをチェックアウトしたのは朝8時。早速ハイウェイに乗りこむ。これといって特徴のないロードサイドの郊外モールや農園を眺めながら車を進めて、丘の向こうに高層ビルが見えてきた。ダラスに到着したのは午前11時をすぎた頃だったと思う。
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 ダラスは隣町のフォートワースと空港をはさんで結ばれている。このダラス=フォートワース空港はノースウェスト航空や貨物などの中継地としてにぎわい、二つの都市インフラの中核となっている。(運賃もそれを反映し、たとえばボストンからシカゴに飛ぶ料金と、距離が倍以上かかるダラスまでの料金は同じ。)その周辺には、だだっ広く郊外モールやロードサイドの店がハイウェイ沿いに並び、さらにその奥には空港関係の倉庫や住宅そして農地が無作為にちらばっている。フォートワースにはルイス・カーンの名作・キンベル・ミュージアムと最近完成したばかりの(われらの?)安藤忠雄によるキンベル近代美術館がある。それと競うかのように、ダラスにはレンゾ・ピアノ設計のNasher Sculpture Centerが完成している。
 高層ビルの並ぶダウンタウンはループ状のハイウェイにぐるぐる巻きに取り囲まれ、車がないと都心にアクセスはどうも難しい。そのため、いったん車で入っても、そこに駐車場が必要となる。スピードが郊外の住宅と都心の距離感を一気に縮める反面、都心では人が疎外されていく。これは典型的なアメリカの大都市のパターンだろう。