american dream

Philip Exeter Library by Louis Kahn

こちらではまだ2日というのに、クリスマス以来閉鎖されていた大学の施設が開館された。
図書館にはけっこうな数の学生がいる。こちらの学生は本当によく勉強する。頭の良さは日本の大学もひけをとらないが、なるほどこのモチベーションの高さは日本ではあまりないものかもしれない。日本人の僕は決してそうは思わないが、ここに詰めかける彼らは、どこかに自分の夢を自分で実現するという、アメリカン・ドリームが宿っている。
だがそれもアメリカ全体からみれば本当にごく一部の人たちだけなのかもしれない。
そう思うと日本に生まれた自分はどうだろうか。

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Happy new year on TV

New York Count Down

Times Square
ARO  Times Square / US Armed Forces Recruiting Station

あけましておめでとうございます。
コメント欄にそのときのちょっとした驚きをすでに書き込みましたが、TV中継されたNYCタイムズ・スクエアのカウントダウンの様子です。
このときばかりは、どのチャンネルもブロードウェイが群集で埋め尽くされるこのカウントダウンを中継してましたね。
それにしてもNYのずいぶん治安も良くなったものだと思う。
90年代に行った頃は、待ちきれずに興奮してしまった人々がビール瓶を空に投げたり、挙句に周囲の車のガラスを粉々にして騒然としたまま新年をむかえた。
その翌朝、そこは打って変わって人気もなく、紙テープの残骸だけが空に舞っていた。
治安の好転した今ではメディアの注目度も高く、それにちゃっかり目をつけた企業が社名の付いた風船を無料で配ったりしているらしい。
ちなみにこのタイムズスクエアの足元には昨年スタジオでお世話になったARO米軍リクルートステーション(1988)がある。一見すると星条旗のネオンがついたガラス張りの機械室か交番のような小さなスケール。その小ささこそ、周りの高層ビルと強いコントラストをもつはずなのだが、そんなことお構いなしに飛び交う車や光の流れに普段はまぎれてしまっている。でもふとある一瞬、交差点に浮かびあがるネオンの星条旗は一度見たらそう忘れられない。ジャスパー・ジョーンズ(Jasper Johns )の星条旗絵画のように。

Enjoy Happy New Years Eve?

Garden on Dec 04 05

年末というのにボストンでは師走のようなせわしさがない。一応、元旦はどこの店も閉店するようだが、他の休日と極端に変わらない。昨年はニューヨークで新年を楽しく祝ったのがつい数日前のことのようだ。
で、今年はボストンである。

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intervention between a designer and design

“Architects tend to draw what they can build, and build what they can draw.” WJM
Whorfian effect
How many version-up softwares do we need? Though we do get them and catch up with ‘new’commands, the internal structure of the one-way relation between the operator and the tool is still stabilized. Instead, what if do we get a reciprocal one?

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In Santa Cruz :風景の裏側

rainbow over the hotel

虹がホテルの屋根にかかる翌朝9時、ピエールがホテルに到着。ジャックはマドリッドのコンペにプレゼン後、カナリア諸島のランザロッテ島に滞在しているが、空港閉鎖で動けないという。島どうしを結ぶ交通網全域が麻痺しているようだピエールが先導して会場の建築会館Colegio de Arquitectosに向かって坂を下る。フランコ将軍の通りに並ぶその建物は1960年代後期ブルータリズム・スタイルの、打ち放しコンクリートの壁面構成が内外にいきわたって陰影を刻んでいる。丹精でかっこいい建物だ。しかしここもやはり停電で会場は機能していないという。
探し回った結果、我々のホテルの向かいの老舗、シェラトンホテルのパーティールーム(!)を借りることになった。唯一、シェラトンホテルだけは自家発電をもち健在だ。
静謐な中庭を囲む廊下に古地図やフランコ将軍の肖像画が飾られている。中庭からパーティールームに入るとコロニアルな調度品の上にシャンデリアが吊るされ豪華な雰囲気を醸し出している。ダンスパーティにはちょうどいいだろう。Shall we dance?

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Black Out

Santa Cruz in the evening
船はずっと大波に揺れっぱなしで、ビールも紙コップからこぼれてしまった。空になったコップをゴミ箱に捨てると、夕闇の中に対岸の都会の灯りがぐんぐん近づいていた。1495年スペイン人がテネリフェ島に入植して名づけた「聖十字架」という名の街、Santa Cruzに上陸。
地元のごく一般的な人はグラン・カナリア島と隣のテネリフェ島の間を船で往来する(位置関係)。飛行機のチケットの入手方法を尋ねる僕に、ホテルのフロントの彼女もどうしてフェリーにしないのかと薦める。

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Holidays in the sun

Maspalomas

車はLas Palmasの市街地を抜けたかと思うと、高速道路にのって一気にひからびた荒地に出る。その向こうには緑に包まれた高地がこちらを見おろしている。半径20キロ程度のコンパクトな島は、起伏が激しく高低差によって気候もさまざまだ。
高速道路に乗れば北端のLas Palmasから車で1時間足らずで島の反対側の南部のビーチエリア(地図)に着く。

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In Las Palmas

話は4週間ほど前にさかのぼる。スイスから帰国して2週間ほど後の夕方、JacquesがGSDに一人やってきた。ここで我々GSDのリサーチチームの進捗状況を確認し、カナリア諸島の現地調査の方向性を話し合った。
Las Palmas areal view

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TAKING RISK

The Pumkin Head\

Risky projects’ odds of succeeding increase with wholehearted commitment.
Therefore, back projects that have the most dedicated, persuasive heretics on board. We can’t eliminate risk entirely, but we can ensure new ideas aren’t biased by knowledge of past successes.
—on the road